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美味礼讃
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更新日_2007.03.01
端午の節句


爽やかに透きとおった薫風碧天を勇壮に泳ぐ鯉幟。
清少納言は枕草子で「節は五月にしくはなし」と五節句の中でも端午の節句に勝るものはないとその趣を嘆じました。また「菖蒲蓬などの薫りあひたるも、いみじうをかし」とも述べます。
端午の節句は三月三日の桃の節句に対して、菖蒲の節句とも呼ばれます。ちょうど梅雨の時期、食物が傷みやすく疫病が蔓延しやすかった旧暦の端午に、邪気を祓う力があると信じられていた菖蒲の清々しい香りによって心身を清めたいと、菖蒲湯に入り菖蒲酒を飲み、供物として菖蒲が使われていたからです。
江戸時代の武家社会では「菖蒲」は「尚武」へと結びつけられ、武運長久と男の子の健やかな成長を願うものとして、幟を立て武者人形を飾るといった雄々しい男子の節句としてのかたちを調えていきます。尾道にゆかりの深い足利尊氏が捲土重来を期し、戦勝を祈願するために、尾道浄土寺に立寄った日は奇しくも五月五日のことでした。
古くから人々は愛しい子供たちの無事成育を祈って、成長を祝う祈り目の行事として端午の節句をいまに伝え残してきました。

桂馬蒲鉾では、日本の美しい伝統にならい、大切なお子様の成長を祝う節句端午の飾り物としてお遣いいただけますようハレの意匠をほどこした板蒲鉾をご用意いたします。

記 岸川裕尚

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