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吉和「太鼓おどり」

8月18日午前9時半
吉和「太鼓おどり」浄土寺奉納の日。広島県無形民族文化財です。

1336年 京都の戦いに敗れた足利尊氏は、九州に下り再起します。
軍の水先案内役を務めたのが吉和漁民とされ、
漁民に恩賞として 「漁船に尊氏の『御座船』の型を用いること」を許され
広汎な漁業権が保障されたそうです。
喜んだ漁民たちは、尊氏軍の戦勝を願い、太鼓を打ち鳴らして踊りながら、
鞆津(現福山市)まで送ったそうです。

これを起源とする「太鼓おどり」は、以来、吉和漁町の人々の間に受け継がれてきました。
応仁の頃、吉和に疫病が流行、尊氏ゆかりの浄土寺観音様に平癒を願ったのが、「吉和おどり浄土寺奉納」の始まりと伝えられます。

吉和地区だけではなく、尾道すべての人々の疫病退散そして豊かで安らかな暮らしを願い、
今日「太鼓おどり」の浄土寺奉納が行われます。
「吉和太鼓おどり保存会」皆様のご厚意で、浄土寺まで道すがら尾道本通り商店街でも踊ってくださいました。
ありがとうございます。

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