尾道の桜鯛が描かれた絵手紙
小雨模様の尾道です。
昭和の初めに桂馬初代 桂造お爺ちゃんがお届けした
尾道の桜鯛が描かれた絵手紙のお礼状です。
私が大切にしているものです。
送り主は当時の新派俳優さんで一世を風靡された
【井上正夫さん】（明治14年〜昭和25年）です。
大阪歌舞伎座で公演中に桂造さんが尾道の桜鯛をお祝いに携え楽屋に訪れた時のお礼の絵手紙です。
この額を瀬戸内の桜鯛の時期が始まる頃にいつもお店に飾ろうと思いながら
長年うっかりしております。
今年は、遅ればせながら初めて店頭に飾らせて頂いてます。
書と絵が一体となり趣深い絵手紙です。
桂造お爺ちゃんは、蒲鉾作りを極める中、芸能ごとにも趣味を持ち
時代の息吹を多方面から感じ取り桂馬蒲鉾の礎を築いてくださいました。
私も娘たちに伝えていきたいです。
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